飛騨の山猿日記 › 真意を感じとる

2011年11月05日

真意を感じとる

 昨夜は、反省会があった。

 10月23日に行われた「ひだ清見紅葉まつり」の牛の丸焼きスタッフのご苦労様会。昨夜の面々は、私よりも一回り以上も年輩の方もござれば、逆に一回り以上も年下の後輩の姿も、、、しかしながら、共通点は、「清見びと」。。。人数こそ少なかったが、いろんな”想い”を感じとることが出来た。
 
 話は当然、牛の丸焼きの話題で始まったが、例のごとく!?、脱線しながら更に盛り上がった。地元の集まりならではの消防団の昔話や、伝説!?、武勇伝!!??、そして、やっぱり、男7人という構成だったので、少々”アダルティー”?な話題でも妙に盛り上がった(笑)。

 そんな楽しい呑みの最中、私は先輩方の話を聞きながら、あることを感じていた。

 それは、長年にわたり、このイベントや牛の丸焼きを、そして村の時代からこの地を”きりもり”してござった方々の、「このまちに対する想い」。

 昔の苦労話や、失敗談、若さと勢いに任せて突っ走った”げばいた”話しなど、そのどれもを楽しい記憶として鮮明に覚えてござり、「おう、そういやー、こんなこともあったんやぞ!」、、、と、次から次へと思い出ばなしを楽しそうに、そしてちょっとだけ自慢げに披露しらはった。普段は彼らからそういったことを聞く機会などあまりなく、当然ながら今まで私自身が先輩方に対して抱いていた”疑心”など、身勝手でたいへん失礼なことだったんだと、恥ずかしながら、あの場でリアルに感じた。自分の未熟さに、唯々、申し訳なく、反省しなければと思った。

 そして、どの話しの中にも、

「このまちが、何かよー分からんけど気になるんやさ、、、」

って、言ってござるようで、、、

 上手いこと言えんけど、このまちのために長年頑張ってござった”証”のような、”誇り”のようなものを、感じた。

 
少なくとも、今の私には、彼らほどの”軌跡”がない、、、


 そう思ったら、

もっといろんなことを先輩方から学びたいと、素直に思った。

もっとこの町の人たちの”想い”を感じとりたいと、強く思った。



 最近、つくづく、人の心の奥底にある”真意”を感じることの難しさを、痛感している。それは、たとえ寝食を共にしている家族の場合でさえ、ままならないというのに、、、

 
 他人であればなおさらのこと、、、

所詮、そんなことを感じとるのは無理なのかもしれない。


 だが、なぜか、、、

 このまちで”受け継がれ”今もなお”生き続けている”、より多くの”真意”を感じとりたい。

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Posted by 飛騨の山猿 at 12:56│Comments(0)
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