飛騨の山猿日記 › 失う物と得る物

2010年12月26日

失う物と得る物

 みなさん、こんばんは。
いつも当ブログをご拝読いただき、誠にありがとうございます。

 「kiyora」さん、コメントありがとうございました。
”本気でめざしましょう”ね!、がんばりましょう!!

 
 さて先日、こんな言葉を目にしました。ちょっと御紹介を、、、


 豊かな暮らしを求めた結果の多量消費・大量廃棄が、地球温暖化や熱帯雨林の減少などにつながり、地球環境に大きな影響を及ぼしています。
 エッセイストのアン・マクドナルド氏は、「環境問題では地球規模の解決方法を探るのも重要だが、ローカルからの探りも大事だ」と忠告します。氏は地域や伝統に根ざしたローカルな視点で、日本や海外の農村・漁村を取材しています。
 海に潜って貝類や海藻を採集する海女という職業があります。科学技術が発展した現在であっても、ダイビング器材を導入せずに、素潜りで伝統的な海女漁をしているのは、世界中で日本と韓国のみだそうです。
 氏は「導入してガバッと資源をとれば、将来の世代は暮らしていけなくなる。我々は科学技術の導入についても、失う物、得る物を考えなければいけない」と分析し、伝統的な漁の維持が、次世代の環境保全に通じることを指摘しています。
 私たちは五十年後、百年後の世代の人々が破綻なく暮らせる地域づくりを見据え、職務に取り組んでいく必要があるでしょう。


 モノづくりを生業としている私にとっては、とても考えさせられる内容の一文です。

 確かに、便利な世の中にはなりましたが、本当の意味での”イイもの”って実際のところは少なくなってきているような気がします。

 単に今の世の中のニーズに応えただけの大量生産・大量消費は、”つくり手”側も”使う”側にとっても、大きな転換期を迎えています。

 少しずつではありますが、「このままじゃ、マズイ!!」と考え始めた人たちが、徐々に増えてきていますよね!emotion20

 私もいろんな情報の中から、今後の世の中が進む方向を自分なりに捉え、自らの取るべき手段を選択しつつあります。


 百年後は無理にしても、せめて五十年後の世の中の変革ぶりを見届けることは可能ですemotion10

 やっぱり、100歳まで生きにゃー、ならんですな!!face16
失う物と得る物


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Posted by 飛騨の山猿 at 23:48│Comments(2)
この記事へのコメント
環境資源のことだけでないけど、
今朝のサンデーモーニング(やったっけ?関口宏さんの。)のテーマがまさしく、「本当の豊かさとは?」といったようなことでした。
世界一幸せな国、デンマーク。しかしその裏には人と人とのつながりが希薄になっているという現実。年寄りの多くが独居もしくは施設生活だそうです。
それは若者がみんな仕事をしなければならない、という忙しい生活の裏返しでもあるそうです。そしてホームレスや自殺率も高い国。

「とろくさいことする」んではなく、「じっくり、ていねいにする」と言う意味での「スローライフ」が環境にも人間的な生活にも大切なことなのではないかと思いました。

なんでもかんでも機械化大量生産ではなく、海女さんのように波の音と自然の声を聞きながらひとつひとつ丁寧に。そういうことですね。
Posted by 大工のよめ at 2010年12月27日 01:15
「大工のよめ」さんへ

 おはようございます、コメントありがとうございます。

 そうなんですか、、、デンマークの実情がそんなんだったとは。。。勉強になりました。

 うーん、、、確かにそうですね!

 いろんなことが高度に進歩して、すごく便利になること自体はとてもありがたいことなんですが、果してそれが未来永劫、必要不可欠なのかはちゃんと見据えて考えるべきでしょうね。

 人間という生き物はとても”欲”が深い生物です。それ故に、他の生物とは異なって”理性”という優れた機能を持っています。しかしながら、その理性の”軸”がズレてしまうと、それこそ誰も抑制できない、人間中心の身勝手な”環”になってしまいます。

 本来の人としての”生かされている”喜び、、、

 あえて意識して、実感したいものですね。
Posted by 飛騨の山猿飛騨の山猿 at 2010年12月29日 05:33
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