アケビの婿さ?

飛騨の山猿

2011年05月13日 06:34

 みなさん、おはようございます。
いつも当ブログをご拝読いただき、誠にありがとうございます。

 さて、昨日は近くの森林組合さんへ、、、、






 奥飛騨温泉郷のH様から依頼頂いた木製看板の材料(ヒノキ)探しに行ってきました。少量だったので適材がすぐに見つかり、そのまま持ち帰りました。ウチの場合は普段は広葉樹を使うことがほとんどなんですが、たまにヒノキなどの針葉樹も利用します。そんな時は、自転車で約1分の森林組合さんにお願いすることが多いです。近くにあるって、ありがたいですね

 森林組合を出て会社に戻る途中、沿道で何やら物色している怪しい人を発見、、、



 その方をよーく見ると、次男YU~MAの友だち「マッキー」の爺ちゃんでした。

「あれ、ご苦労様です、、、何してござるんですか?」

「おう、いっつもすまんな、、、、何って?、、、アケビの婿さを採りょるんやさ!」


「。。。。。っは??、、、アケビの婿さ??。。。

 ちなみに、「アケビ」ってみなさん御存知ですよね?、秋に甘ーい実の成るヤツですよ、、、私も詳しいことはようわかりませんが、子どもの頃は秋になると野山へ探しに行ってよう食べましたが、、、


 でもって、「婿さ??」ってなんやろうって聞くと、、、

 要するに「雄花」のことだそうで、マッキー爺曰く、「あのなー、、、アケビってやつは同じ木に雌花と雄花が同時に咲くんやけど、その同じ木に咲いた花同士やとあんばよう交配しんのやさ、、、そやもんで、こうやって別の木の雄花を採っていって、ほかの木の雌花に「人工授精」してやると、わりといい確率で実がなるんやさ!、、、おらんどこの庭にあるアケビの「嫁さ」にそれやろうと思って、ここで「婿さ」を採りょるんやさ、、、、」


「。。。。。へぇ~~、知らなんだ、、、勉強になりました」


 まちょうな人はござるもんですね



 その方曰く、

「最近は人間も自分で「嫁さ」や「婿さ」をよう見つけんやつが多いろ、、、カイショのねーやつはアケビばっかでねーな。。。。」

  「。。。。。。。はあ、、、そうですなー。。。。。。」


日本の少子化現況を「アケビ」になぞらえらはった、社会風刺の結びでした


 

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