失う物と得る物

飛騨の山猿

2010年12月26日 23:48

 みなさん、こんばんは。
いつも当ブログをご拝読いただき、誠にありがとうございます。

 「kiyora」さん、コメントありがとうございました。
”本気でめざしましょう”ね!、がんばりましょう!!

 
 さて先日、こんな言葉を目にしました。ちょっと御紹介を、、、


 豊かな暮らしを求めた結果の多量消費・大量廃棄が、地球温暖化や熱帯雨林の減少などにつながり、地球環境に大きな影響を及ぼしています。
 エッセイストのアン・マクドナルド氏は、「環境問題では地球規模の解決方法を探るのも重要だが、ローカルからの探りも大事だ」と忠告します。氏は地域や伝統に根ざしたローカルな視点で、日本や海外の農村・漁村を取材しています。
 海に潜って貝類や海藻を採集する海女という職業があります。科学技術が発展した現在であっても、ダイビング器材を導入せずに、素潜りで伝統的な海女漁をしているのは、世界中で日本と韓国のみだそうです。
 氏は「導入してガバッと資源をとれば、将来の世代は暮らしていけなくなる。我々は科学技術の導入についても、失う物、得る物を考えなければいけない」と分析し、伝統的な漁の維持が、次世代の環境保全に通じることを指摘しています。
 私たちは五十年後、百年後の世代の人々が破綻なく暮らせる地域づくりを見据え、職務に取り組んでいく必要があるでしょう。


 モノづくりを生業としている私にとっては、とても考えさせられる内容の一文です。

 確かに、便利な世の中にはなりましたが、本当の意味での”イイもの”って実際のところは少なくなってきているような気がします。

 単に今の世の中のニーズに応えただけの大量生産・大量消費は、”つくり手”側も”使う”側にとっても、大きな転換期を迎えています。

 少しずつではありますが、「このままじゃ、マズイ!!」と考え始めた人たちが、徐々に増えてきていますよね!

 私もいろんな情報の中から、今後の世の中が進む方向を自分なりに捉え、自らの取るべき手段を選択しつつあります。


 百年後は無理にしても、せめて五十年後の世の中の変革ぶりを見届けることは可能です

 やっぱり、100歳まで生きにゃー、ならんですな!!



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