みなさん、おはようございます。
いつも当ブログをご拝読いただき、ありがとうございます。
「週休二日酔」さん、コメントありがとうございます。
私も同感です。我々の先人が築き上げてきたことって、もっと深くて、大きくて、強いもののはずです。NHKの大河ドラマではないですが、時代の流れを大きく変える、、、、
もしかすると、今まさにそんなタイミングなのかもしれませんよ!
「クロ」さん、コメント&フレンド契約?ありがとうございます。
ブログのシステム的なことが今一つ理解できていないんでいろいろ教えてくださいね!
とりあえず、私の実直な想いをブログに綴っていきたいと思いますんで、、、
先日のブログに取上げた「大原騒動」について、もっと知りたいと
昨日は午後から、長男と二人で上宝町本郷にある「ふるさと歴史館」さんへ行ってきました。
この施設は、旧上宝村時代に造られたもので、上宝の伝統文化や貴重な資料を後世に残し、地域の歴史を知ってもらうことを目的とした学習施設だそうです。建物自体も立派ですが、中の資料・展示品などもかなり揃っていて目を見張るものがあります。
実はこの施設を知ったのは、昨年の11月に我が工房が誇る
「木の飛騨弁かるた、上宝町バージョン」の製作にあたり、地元の方からいろいろお話を聞く機会があったんですが、そのときにたまたまこの施設にお邪魔したのがきっかけです。
ちょうどその頃、我が子が学校で
「大原騒動」について学習していた時期でもあり、この館内にもその出来事にかかわる資料がたくさんあったので「一度じっくりみてみたい」と思い続けており、ようやく昨日念願が叶いました!
驚くことに、ここには立派な上映ルームがあるんですよ!
ここでは、ある1本の貴重な映画が観られます。
『莟みし花』(つぼみしはな)本郷村善九郎伝
「大原騒動」が題材となっていて、
あの有名な
「菅原文太」さんの息子
「(故)菅原加織」さんが主演です。
(もちろん、文太さんも御出演されていますが、どちらかというと監修の方に力を注がれたようです)
旧上宝村時代の2001年に約3年の歳月をかけて完成したということで、地元の方々もエキストラとしてお手伝いされたそうです。
ご存じの方もおみえでしょうが、菅原加織さんはこの映画を撮り終えるほんの少し前に、不慮の急逝となられました。この映画のパンフレットにこんな一節があります、、、
「謹んで 弔歌を 捧げる
大いなる夢碎かれし一瞬の 魔の刻口惜し菅原加織
青雲をめざし羽ばたく若き鷹 すが清として逞しかりき
飛騨の国百姓の乱率いたる 主役半ばに無慙君逝く
莟みしまま散るを嘆きし善九郎、演ずる君も同じなげきを」
運命のいたずらにしては、あまりにも辛すぎる出来事です。
私たちは、今この時を、もっと噛締めて生きてゆかねばなりません。
今、飛騨に暮らす私たちは、先人が命をかけて守り、受け継いできたこの地の全てに今一度目を向け、忘れられつつある歴史とその時代を駆け巡った人々の生きざまを、
絶やすことなく後世に伝えるよう努めねばなりません
一度是非、この映画を観てほしいです。
【上宝ふるさと歴史館】
〒506-1317 高山市上宝町本郷582-12
TEL&FAX:0578-86-2141
休館日:月曜日・年末年始
開館時間:9:00~16:00
入館料:200円(
高山市民は無料)
※映画は常時観られるそうです(無料です)