えっ、あそこ!まで?

飛騨の山猿

2010年01月20日 06:19

 みなさん、おはようございます。

 週休二日酔さん、コメント返信ありがとうございます。
向いの若奥様(HASIさん)の旦那、ちなみに高校で同じクラスでした。

 ほんと世の中せばいですね~


 えーっと、昨日は一日中バタバタしていたので、写真撮り損ねました

そやもんで、なに書こうかなーと考えていたら、イイものありましたよ!










 先日、奥飛騨温泉郷『ひらゆの森』さんへ行ってきた記事をご紹介しましたが、その時に書き忘れていたことが一つありました。上の画像がそれなんですが、これ、何だかお分かりですか?

 ・・・(そば粉をこねる)「こね鉢」なんですよ!

以前、『ひらゆの森』館内レストラン「もみの木」の責任者の方から

「このこね鉢、かなり古いものだと思うんですが、割れが入っていてこのままじゃ使えないし、かといって捨てるのももったいないんで出来れば修理してもらえませんかねー」

 なーんて依頼をされたんですが、なんせこんなことやったことがないので少々不安でしたが、

「とりあえず、勉強だと思ってやってみます」と二つ返事で快く受け、預かってきました。

 修理前の画像を撮り忘れたため、変わり具合を見比べられませんが、以前はもっと黒い漆が塗ってあって大きな割れも二か所ありました。

 まず、塗ってある漆を全て磨き落とし、大きな割れ目をなんと「銅線」で縫い合わせるように引っ張りながらよせ合せ(二番目の画像)、穴のあいたところを補修しました。その後きれいに磨き直し、いざ漆塗りへ!

 でも、問題はここからでした。・・・大変なことになってしまったんです・・・

みなさんご存じのように漆って「かぶれる」んですよ、ただし個人差があって肌についても何ともない人もいれば、山で漆の木を見ただけで「かぶれる」人もいるらしいです。

 私は、漆塗りについては初めての経験でしたので、本で勉強したり、漆職人さんに聞いたりしてやってみました。

 が、しかし、・・・思いっきり。。。「かぶれました」!

最初は腕に少しかゆみを感じた程度でしたが、次の日、その次の日とみるみるうちに広がっていって、3日後くらいには顔って、首って、脚って、体って、そこらじゅうボンボンに腫れ上がり、

 おまけに「あそこ?(大事なところですよ)まで腫れてしまいました。と同時にもう、とにかくかゆいんですよ。まーず、いてもたってもいられず、
 もう駄目と思い、皮膚科行きました。そしたら、

「かなり重症やな~」ですって。。。

 点滴してもらって、薬塗ってもらって、家帰ってきて、

そのあと2日間寝込みました

 完治するまでに1週間はゆうにかかりました。

このことを漆職人さんに話したら

「おう、あと4回くらいかぶれりゃ~、慣れるさー」。。。

はあっ・・・?  。。。絶対無理

 ・・・すんません、つい自分の世界、入り込んでました

 でも、いい経験になりました。
特に、あの艶、光沢、木目の美しさは漆ならではの質感です。

 古くから伝わる技って、やっぱりいいですね~



 

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