書き初め

飛騨の山猿

2010年01月03日 12:06

 こんにちは。

 「週休二日酔」さん、コメントありがとうございます。
世の中”せばい”ですね~、そこの兄様、私のこと知ってござるはずです。
宜しくお伝えください。・・・また飛青連で呑まんかな!と・・・

 昨日は午前中に親子で書き初めをしました。各々が今年一年の指針となるメッセージを想いを込めて書にしました。

 まずは長男(小6)の書、



・・・~?、「喰う」・・・何ともコメントのしようがない言葉です。

 続いて次男(小2)の書、



こどもながらに、いいとこ突いてます。・・・本心かどうかは別として。

 最後に私の書、



 昨年までの自分に足りなかったことです。当たり前に感じている事でも客観視すれば「ありがたい、恵まれている」ことは沢山あります。ついつい見過ごされがちな『そこに込められている想い』を毎日振り返り、ブログに書き留めていきたいと思います。

 余談ですが息子二人は書道教室に通っています(先日「習字塾」って私が言ったら息子に叱られました。『書道』なんですって・・・すんません。)そのわりには、あまり・・・・・  あーっと、素人は口出し無用ですね。
 ちなみに私は昨年末にたまたま本屋で見つけて買ったものをお手本?にしました。






 ご存じの方もおみえでしょうが、武田双雲さんの本です。我が家でもNHK大河ドラマ「天地人」にはまり、すっかり彼の書のファンになってしまいました。

 この本の中にこんな一節があります。

「・・・僕が書道家として活動する中で、『書』の力を日々感じます。書がいかに人の心を動かすか。・・・~中略~・・・戦国時代、手紙の力はあらゆる武将たちが利用しました。特に有名なのが関ヶ原の戦いにおける徳川家康。敵方が今にも攻めてくるという時に、沢山の武将たちに手紙を書きました。想いのこもった家康の手紙は、多くの武将たちの心を揺さぶりました。実際に小早川秀秋は、家康の手紙に心うたれ、石田光成を裏切り家康に寝返ったとも言われています。・・・~中略~・・・現代のコミュニケーション手段は、手紙が激減しメールが主流となってきました。しかし、だからこそ手書きの書がより人の心を動かしやすいという状況も生まれています。活字が氾濫した社会において人は手書きの文字に温もりを感じるようになりました

 確かにそうです。実際に私も「天地人」の放映の中で彼の書からストーリーに込められた想いはもちろん、何百年も前の乱世に生きた戦国武将たちの想いがひしひしと伝わってきました。

 書道家と木工家・・・職種は違えど、めざす高見は同じです。
我が『nokutare』の工房名に込められた想いを、年のはじめに改めて深く心に刻むことができました。

 ありがとうございました。
 

Share to Facebook To tweet